千代田区役所食堂(東京都千代田区)に生ごみ処理機シンクピアを導入いただきました。

背景・目的

千代田区では、2050年に向けて「ごみの焼却量や最終処分量を限りなくゼロに近づける『2050ゼロ・ウェイストちよだ』」の実現を目指す環境政策を推進しています。

その中で、区役所食堂は区民をはじめ多くの方が利用する施設であり、ここでの食品ロスや生ごみの排出削減は「見える取組み」として非常に意義があると判断されました。

また、千代田区内では一般廃棄物の約9割が事業系ごみであり、そのうち飲食店やホテルなどの調理から出るくず・食べ残しが約3割を占めるという調査もあります。

生ごみには水分が多く含まれ、焼却時には多くの化石燃料を要するため、生ごみそのものを削減・処理することは、脱炭素化にも大きく貢献する手段となります。

こうした背景から、千代田区と協働して、区役所本庁舎10階食堂に業務用の生ごみ処理機「シンクピア」を設置し、食堂運営における生ごみゼロの実現を目指しました。

効果・意義(期待される成果)

生ごみ排出量の大幅削減

食堂から出るごみのうち、生ごみ部分を処理機内部で消滅させることで、可搬ゴミ量を大きく抑制します。

焼却コスト・燃料使用量の削減

水分を多く含む生ごみを焼却処理する際には余分な燃料が必要となりますが、生ごみを処理機で除去することでその負荷を軽減できます。

脱炭素・環境イメージ強化

市民が目にする区役所施設での実践例となることで、千代田区が環境先導都市としてのメッセージを発信できます。

啓発効果

区民・利用者に対し、「食堂でもここまでできる」「生ごみゼロが可能」という実証例を示すことで、他の施設や飲食事業者への波及も期待できます。

今後の展望・連携

今回の導入は、千代田区が区役所施設において率先して実践する取組みであり、今後は民間事業者との連携や助成制度の活用を通じて、区内飲食店にも同種機器導入を促進していく方針です。

シンクピアは、この設置事例を通じて、自治体・公共施設における導入実績を示すモデルケースとして、他地域・他施設への展開を目指す案件アプローチに活用いただければと存じます。

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